モールス信号

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モールス信号とは

短点と長点の組み合わせだけで構成されている単純な符号である事から、修得者は無線通信に限らず音響や発光信号でも会話や通信に活用している(投光・遮光が一挙動で自由に出来て信号を送れる、レバー付きブラインドを内蔵したサーチライトを持つ大型船舶が存在する)。
上級の通信士(総合無線通信士)およびアマチュア無線技士(2級以上)の国家試験において、モールス符号を用いた通信の実技試験がある。そもそも、あらゆる状況下で通信を確保することが通信士の責務である。

一般に、モールス符号の短点を「トン」(あるいは「ト」)、長点を「ツー」と表現することが多いため、俗に「トンツー」とも呼ばれる。

国際的な船舶安全通信がGMDSSに1999年2月に完全に移行したため、モールス通信は基本的に使われなくなった。
日本では、1996年に海上保安庁が、またNTTグループやKDD(現KDDI)も1999年までにモールス符号を用いた通信業務を停止した。
アマチュア無線・漁業無線・陸上自衛隊の野戦通信では、現在もモールス符号を用いた通信が行われている。

 

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